最近のこと(2016/9/1~)

9月の事です。

更新するタイミングを逃して一か月分の更新。長いです。

9/1

Aimer『蝶々結び』

 9月になりましたので。RADWIMPS野田洋二郎プロデュース楽曲Aimer「蝶々結び」。このカップリングがRADWIMPSのカヴァー「セプテンバーさん」なんですよね。

一人のために描いた夢を 誰かに使いまわした
そんなこともあるさと笑える僕も きっとセプテンバー
『夏』ってだけでキラキラしてた あの気持ちが好きなの
「もう少しだけここにいさせて」そんな顔で僕見るの
でも君が笑える理由なら 僕が見つけてきてあげる
こんな二人を繋ぐのは きっとなんでもないセプテンバー
RADWIMPS「セプテンバーさん」

 映画『君の名は』で話題のRADWIMPSだけどやっぱり個人的にラッドと言えば『RADWIMPS 3~無人島に持っていき忘れた一枚~』。高校生の時好きだった女の子にこのアルバムを借りた思い出。
 余談だけどAimerをエメって読むのは未だに納得行ってない。

9/2

片想いインストアライブ@新宿タワーレコード

 片想いのライブを見るのは13/14のCDJ以来だなぁ。インストアライブは1stアルバム収録「管によせて」の演奏をバックにissyさんがアルバムの曲を一曲づつ紹介する形でスタート。オラリーさんはいつも眠そう(?)なんだけど、その場の空気を完全に掌握する声なんだよなぁ。ライブしながらの切り絵や一風変わったコールアンドレスポンスがとにかくエンターテインメント。

9/3

ももいろクローバーZ『ザ・ゴールデンヒストリー』

ももクロで奇を衒ってなくて普通に良い曲でたの5年前のオレンジノートとか以来じゃない?1サビ後のブリッジ部分が星野源というかSAKEROCK感がある。

追記 ウォー!カップリングも高速ファンクじゃねぇか!!!最高最高!!!

小西明日翔春の呪い 1』

 「このマンガがすごい!WEBのオンナ編」で1位になった作品ですがこれが本当にすごかった!癌で亡くなった「春」が付き合っていた彼氏「冬吾」。主人公である姉の「夏美」が「冬吾」と交際を始めて…というあらすじ。人間関係の描写が絶妙すぎる。  全然関係ないけども登場人物の名前に一貫性があると『いちご100%』を思い出しちゃう世代。

春の呪い: 1 (ZERO-SUMコミックス)

春の呪い: 1 (ZERO-SUMコミックス)


9/4

 前日に8時間飲み続けていたので酷い二日酔い。近所のパン屋で友達と昼飯。カツサンドとチョコパンがうまい。
 「世界の終わりを僕らは生きる」と題された面白そうな二本立てがやっていたのでふらふらな体に鞭打って久々に早稲田松竹へ。

大泉洋主演『アイアムアヒーロー』(2016年)

 漫画原作花沢健吾。発症した英雄の彼女が英雄を感染させないように自ら歯を落としたっていう描写が無かったり、アシスタントのみーちゃんが松尾のアレを食いちぎる所が無かったり、コロリ先生(片桐仁)の出番はこれだけでしゅか?だったり、原作ファンとしては言いたいことが色々あるけど、大泉洋にしかできない2.5枚目な演技がやはり最高。有村架純の猫パンチかわいすぎ。
 グロテスクすぎて途中退出者続出って評判があったけどゾンビ映画ならこんなもんでしょう。映画自体はアウトレットモール編で尻切れに終わってたし原作に即した伏線が回収し切れてないので原作が完結した頃に次回作ありそうな予感。

入江悠監督『太陽』(2016年)

 神木龍之介&門脇麦のW主演映画。ゴリゴリの海外SF超大作は好きじゃないんだけど、ディストピア感のあるSFは大好きなんですよ。荒廃した未来最高!
 鴎外の『高瀬舟』のモチーフもあるし太宰的な描写もある。あとは手塚治虫のSF短編が好きな人はビビっと来る映画なのでは。(微かに『タイタニック』の要素もあるんだけどどの程度意識されてるかは不明。)
 後半にある20分位の長回しのシーンが本当にすごい。ギリギリに保たれていた調和がこの一幕で全て崩壊してしまう。シェイクスピア悲劇の最終幕のようだった。テーマとして宗教、同和問題エイズ国際紛争と多岐に渡る問題提起がなされている作品でした。

1000円そこそこで2本見れるのはやっぱりいいなぁ。来月頭に早稲田松竹で『ディストラクションベイビーズ』と『ヒメアノ~ル』がの二本立てがあるのでまた行かなければ。

9/5

わたしは真悟展@新宿マルイアネックス

 私が漫画という作品形態の中で一番敬愛する作品が楳図かずおわたしは真悟』でございます。この『わたしは真悟』が来年舞台化されるのですが(真鈴役は『太陽』にも出演していた門脇麦!)それを記念した展覧会が新宿丸井で開催されています。
 「わたしは真悟展」と言いながらもほとんど楳図かずおx-girlやハードコアチョコレートとコラボしたアパレルが売っているだけで原画等は2枚あるだけでやや肩透かし。アイだけが残る皿はちょっと欲しかったけどめっちゃネタバレなので画像は貼りません。このブログを読んでいただけているカルチャー偏差値が高い皆様には本当に読んでいただきたい。


9/6

 週末に飲んだ酒がまだ残っているような感覚の胃痛。飲みにも行けないし、うまい飯も食えないし、無理してサウナに行くのも体に良くなさそうなのでまたもや映画館に。
 

小津安二郎監督『東京物語』(1953年)@神保町シアター

 職場近くの名画座原節子1周忌記念上映。白黒の映画で名作って呼ばれるものは見なくちゃなぁと思うんだけど白黒映画ってなかなか借りづらいし、借りても後回しになっちゃったりなので、逆に映画館で見た方が作品に没頭できていいかもしれない。
 各種日本映画の名作ランキングで黒澤作品と並んでいつも上位にあり、ずっと気になっていた本作。ローポジションからの定点カメラ、演技も淡々としている上にストーリーも単調。とにかく冷静に、単調に日本の家族を描いている。けれども全くつまらないとは思わなかったのが本当に不思議。60年前の映画で、舞台は戦後の日本だがテーマとしてはむしろ現代の日本の核家族に通じる作品。「いやぁ、とうとう宿無しになってしもうたぁ・・・」のセリフはじんわり来たし、隣のおじさまが号泣してた。 本作品を山田洋二がリメイクした『東京家族』も見なければ。

東京物語 ニューデジタルリマスター

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9/10

 先日銭湯検定4級の合格証が届き、同時に東京銭湯お遍路スタンプノートを入手しましたのでこれからガンガン巡礼していきます。

東京銭湯お遍路vol.1 栄湯@笹塚

 私のホーム銭湯である栄湯。2014年改装で非常に綺麗で清潔な近代銭湯。また、渋谷区唯一の温泉銭湯。サウナは85℃~90℃、中温高湿のコンフォートサウナ。チラーなしで水風呂は20℃なのが残念だけれどもガンガン水で埋めると多少良い感じに。住宅地なのであまりオープンではないけども熱めの露天(外湯)もあり。清潔で攻守のバランスが取れたナイスな銭湯なのです。

9/11

東京銭湯お遍路vol.2 駒の湯@三軒茶屋

 サウナがとにかく狭いが湿度も温度も高めで最高峰の銭湯サウナ!地元のおっちゃんが週刊誌持ち込んで読んでるのが良い。そして噂の水風呂。水温計は18℃を指してるけどどう考えてもぶっ壊れてる。体感13~14℃。最高。全ての水風呂がこれくらい冷たくなったら良いのに…。

 バチっと整った後はパブリック娘。の文園さんと下北沢の焼肉へ。YAZAWAめちゃくちゃおいしい…。ごちそうして頂きました!ありがたや…。翌日仕事なのを忘れてスナックしろゴリラで1時過ぎまでマリオテニス

9/13

岩井俊二監督『リップヴァンウィンクルの花嫁』@下高井戸シネマ

 これは本当にすごい映画ですわ。今まで見た映画で1、2を争うくらいで好きな映画になるかも。3時間の長編映画だけど思い返す限り削る所が一切ない。映像も安定の岩井感で最高だし、文脈至上主義のポップカルチャー愛好家としてもゾクゾクしっぱなし。諸々の考察したら長くなってしまい、別記事にまとめたのでお時間ある方は是非。

djsyngk.hatenablog.com

 最悪この記事は読まなくていいからこの映画は本当に見て欲しい。

リップヴァンウィンクルの花嫁 [DVD]

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9/14

シティボーイはDJ前に銭湯に行くのです。

東京銭湯お遍路vol.3 大黒湯@代々木上原

 店内は加山雄三ら往年のスターのサインが並べられており、温かい浴槽には赤いライト、水風呂には青いライトが仕込まれている寂れたバブルを感じる銭湯。清潔とは言い難いが何故か水質がめちゃくちゃ良い。BGMは歌謡曲&演歌。時間が無かったのでサウナは入りませんでしたがなかなか熱くて評判よさそう。

THREE会@下北沢TRHEE

 前回遊びに行ったらオファーを頂いたTHREE会!マイメンのやさいさんとのB2Bユニット「ベジタリズム」での初ギグでした。来月も出ることに

9/15

ツイッターでは宇多田ヒカルの新譜にKOHH!で盛り上がってたけど文脈至上主義の立場からすると椎名林檎が参加の方がよっぽどすごいんですよ!EMIガールズという一晩限りのユニットを組んだ宇多田ヒカル椎名林檎。昨年発売されたトリビュート・アルバム『宇多田ヒカルのうた』で椎名林檎が「Letters」をカヴァーしたのも布石になっている。宇野維正著『1998年の宇多田ヒカル』ではこの二人の関係性についても深く考察されているし今こそ読んで頂きたい。
宇野さんは新潮からくるりについて書いた本も出版したのでそちらも楽しみ。kindle化を待ちます。

1998年の宇多田ヒカル (新潮新書)

1998年の宇多田ヒカル (新潮新書)

  • 作者:宇野維正
  • 発売日: 2016/01/15
  • メディア: 新書

くるりのこと

くるりのこと


9/17

映画『たみおのしあわせ』

 主演はオダギリジョー麻生久美子。監督・脚本はなんと岩松了!この三人と言えば『時効警察』ですよねー。『時効警察』監督の三木聡オダギリジョー麻生久美子の組み合わせで映画撮ってるし(『転々』)、配役を変えて違う公演を演じる劇団のような仲の良さ・相性の良さがとても好き。  結婚式に向かう途中の新幹線で見る映画ということでこの映画をチョイスしたけど、この作品自体見るのは2度目。(大学生の時元カノと見たなぁ。)やっぱりラストの展開は腑に落ちないというかもんやり感が残る。結婚式に「ちょっと待った―!」と乗り込んで新郎から新婦を奪い去り逃げる…というベタなドラマのパロディではあると思うんだけど…。父親⇔息子のエディプスコンプレックスの逆パターンともちょっと違うし…ってもやもやさせられてる時点で岩松了の思うつぼなのかもしれない。

たみおのしあわせ

たみおのしあわせ

  • 発売日: 2016/08/01
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ペリカンさん結婚式

 そんなこんなでやってきましたイビザメンペリカン兄さんの結婚式!ペリカン夫妻の入場音楽がceroのcontemporary tokyo cruiseでニヤニヤしたり余興でギターを弾いたり。 結婚式の後はイビザ東名阪ツアー1日目。Pelican.dll Wedding Bash@大阪アメ村Twice cafe!私はジャガーさんとのB2Bで出演致しました。

カプセルホテル朝日プラザ心斎橋@大阪

 大阪サウナ2代巨頭である「大東洋」「ニュージャパン」に泊まりたかったけども、三連休の中日でどこも満室。なんとか取れたのは3000円の安カプセルホテル。しかし浴場もサウナもバカ広くて悪くない!しかしサウナは広さ故にヒーターまでの距離が遠くて輻射熱をほぼ感じないし、天井が高すぎて熱が上に逃げちゃってたのが残念。


9/18

DELA IBIZA@名古屋SoundBarMiRAi

 さてペリ兄結婚式の翌日はイビザメンで名古屋に移動!イビザ東名阪ツアーの二日目は名古屋でDELA IBIZA!ゲストはキムモリソンさん、ジョンソンさん、ろこにゃんさん、VJにHi-lightさん!この箱、めちゃくちゃ音が良い。Ackyさんも富山から遊びに来てくれて嬉しかった…。

9/22

東京銭湯お遍路vol.4 八幡湯@代々木八幡

渋谷ラウンジネオの柵飲み前にサクっと銭湯。外観はTHE街銭湯だけども中は非常に清潔。水風呂なし。ペンキ絵は丸山清人氏。渋谷中心地から充分徒歩圏内なのでここで風呂入って缶ビール一本空けながらクラブやライブハウスに向かうと調子よさそう。

9/22

フレンズ『ビビビ』

 マジでフレンズの出す曲は本当に安定して良いなー。ボーカルのおかもとえみさん、ラブ人間抜けてソロになってから追ってはいるんですけど、フレンズで彼女のポップネスが振り切れてくれたのが本当に良い。


9/24

パブリック娘。リリースパーティ@新宿MARZ

 マイメンであり先輩であるパブリック娘のリリパ!!めでたい!!オープニングアクトはCICADA。パブリック娘のライブは90分セット。パ娘と曲をやった人たちが入れ替わり立ち代わりステージに上がってヒップホップ感満載。酒量がはちゃめちゃだったのでどうやって帰ったか覚えていない…。


9/25

東京銭湯お遍路vol.5 松原湯@明大前

 日曜は薬湯をやっているという情報を得て参上。水風呂なし。かなり年期の入った街銭湯だけども掃除が行き届いているのか不思議と清潔感はある。浴槽は横長で結構ぬるめ。ペンキ絵は中島盛夫氏でした。

9/26

BUS JACK PARTY vol.2@下北沢251

 渋家に良く遊びに行っていた頃のマイメンが組んだブスNY行きたい族のイベントにお呼び頂きました。大切な自主企画に2年連続お呼びけ るのはうれしい。 共演はGOMESS BAND、レッツポコポコ、ハブサービス、神々のゴライコーズ他々。爆笑オンエアバトルを小6から見ていた勢としてはハブさんとご共演させて頂けたのがめちゃくちゃうれしい。


9/27

PURE IBIZA vol.99@秋葉原MOGRA

 ゲストはD-YAMA店長、DJ濱さん、yuyuさん!私はオープンでBPM70~80でJレゲエやスピリチュアルなJPOPやフューチャーファンクなDJをしました。
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9/29

宇多田ヒカル『Fantome』

 テーマや思想のある強いコンセプトを持ち合わせつつ、極上のポップスに落とし込めるアーティストってceroの高城さんが頭数個抜けてると思ってたけど、数年間の「人間活動」を経て、宇多田ヒカルはとんでもない化物になって帰って来てしまった。 「一口で行けるかな?」と思ったら腹の中でパンパンに膨れてしまって動けなるようなアルバムなのでもう少し消化してから感想を書きたいと思います。

Fantôme

Fantôme

【今後の予定】 10/2  PURE IBIZA vol.100@秋葉原MOGRA
10/10 TOKYO BOOTLEG CIRCUIT'16@渋谷周辺(私は354clubです)
10/11 栗貴族 vol.5@渋谷O-nest (パブリック娘。のDJで出演です)
10/13 THREE会@下北沢THREE
10/15 どよらない(クォバヤシ生誕祭)@高円寺大蔵
10/25 PURE IBIZA vol.101@秋葉原MOGRA
10/29 野沢菜@札幌PLASTIC THEATHER